企業スクリーンセーバー

以前に「環境保護とコスト削減のためスクリーンセーバーは外そう」と言い出した企業のニュースをｗｅｂ見つけました。

それがなんと、ＩＴ企業の代表格と言えるマイクロソフト社だから驚きです。


でもこの記事の内容をよく読んでみると、使用電力削減のために単に使用していないパソコンをこまめにきって、少しでも二酸化炭素の排出量を減らしましょうというメッセージでした。

なんでも、「パソコンを使用していなくても電源を入れたままにしておくと，白熱灯１個を付けっぱなしにするのと同じ電力量を消費する」（米Microsoft談）ということで、ＰＣは専門分野ですから影響力の大きいマイクロが環境保護のために提案したという訳です。


今やパソコンのＯＳはマイクロソフト社が圧倒的なシェアですし、とりあえずのスクリーンセーバーはマイクロソフト社の物を使うことも多いですから、この発言のメッセージ性は高いと思いました。

スクリーンセーバーを提供する企業はスクリーンセーバー専門の会社から企業がサービスで提供するものまでいろいろとありますが、地球環境保護のためにスクリーンセーバーを企業が見直すのも興味深いですね。

大切な地球環境のことなので、スクリーンセーバーが悪者になるのは少し淋しいですが、企業のこのような動きは大歓迎です。

企業の提供するスクリーンセーバーは、もちろん宣伝効果を狙ってのものが多いのですが、キャラクターの魅力や動きのおもしろさ、更にはその企業の商品とスクリーンセーバーとの関連付けもとてもおもしろいですし、やはりクオリティの高い作品が多いですね。

色々な企業のサイトにあるスクリーンセーバーを覗いて、比較するといろいろと面白いことがあります。


最近の私のお気に入りは日本を代表する自動車メーカー、日産スクリーンセーバーですね。

日産Ｃubeが企画したクリエイティブ・プロジェクト「cube WIRED」の作品です。

四角い箱の cubeman があちこち跳ね回るコミカルなスクリーンセーバーで、立方体の各面に自分の好きな画像を貼り付けることができるので、貼り付ける画像によって全く印象の違うものができますので、高いオリジナル性がいい感じです。


もう一つが同じく日産の「cube WIRED」シリーズで、よく耳にするデザイングループ「groovisions」の作品です。

クルマの走りを臨場感溢れる映像で追っていく、自動車メーカーならではのスクリーンセーバーなのです。

ホンダがＦ１で同じようなスクリーンセーバーを作ってくれたら、かなりの迫力映像が楽しめるかも知れませんね。

日産のものもクラフトワークのアウトバーンに代表されるような、ドライブにあった曲と一緒に見たら臨場感も倍増かも知れません＾＾